9月7日、8日のクロメ会が行われました。
今年は台湾、韓国、中国からの参加者もあり初日50名、二日目は60名あまりの方が全国から参加いただきました。
7日はウルシのクロメ作業、漆染め、漆林の見学、漆搔き体験等々盛り沢山。
8日午前は本間幸夫氏が「漆搔き手法と周辺の問題」とだいして講演があり、その中で奥久慈漆生産組合長の神長正則氏は奥久慈地域での優良品種の分根法を中心に、新潟の漆搔き遠山友巌氏は試験的な養生掻きの報告を、中国の留学生で漆の産地情報に精通している劉幸運氏からは中国の代表的な4つの産地の異なる漆搔き技法についてお話しがありました。
午後は鳥毛清氏の沈金体験教室。30名の方々が13cmのお皿に思い思いの模様を付けご用意頂いた道具で皿の絵に沿って浅く彫り、先生が金を蒔き素敵な作品となりお持ち帰りになりました。
今回も皆様のご協力で充実した時間を共有することができました。
ありがとうございました。