2016年3月26日、石川県加賀市の山中温泉菅谷町の山に漆の木を200本植えました。
壱木呂の会の正会員・山中の木地師、辻新太郎氏が60年ほど前にお父様とご一緒に植えた杉の山を全て伐り払いご自分が使ってきた素材、欅と漆の混合林を作ることになりました。次世代の方々のために基本材料を植え育て、後進に託すという崇高な姿勢は誰にでも出来ることではありません。
壱木呂の会では、苗木の寄贈と植栽協力をさせて頂きました。
会員は畑の跡地に植えることが多く、今回のような急斜面に大変緊張しながら植えさせて頂きました。
植えた後に、植えた山の方向を手で指しながら…
翌日勉強のため下地職人・田中育太郎さんの研ぎと地付けの名人技の作業を見学させて頂きました。その傍らの塗師小刀のなんと使い込まれた姿か…
何人もの正会員や賛助会員が、菅谷町の「工芸の館」で待望の轆轤体験をしました。 スタッフのお手伝いを頂きながら、外側を削りあげ、内側は辻先生が挽いて下さり、仕上がった木地を持ち帰りました。
「工芸の館」の前で
スタッフの皆様、ありがとうございました。
住所と電話
〒922-0139 石川県加賀市山中温泉菅谷町ヘ−1−1
電話：0761-78-2278