2017年度・クロメ会は昨年に続き日本漆アカデミーとの協催イベントとして9月30日(土)と10月1日(日)の2日間行われます。
昨年のクロメ会は「縄文時代の漆掻きの再現」をテーマにした勉強会でとても好評でした。
50名程の方が1泊2日で参加。1日参加者を含め、のべ100名程の参加者がクロメ会の多彩なイベントを楽しんで頂き、日本の漆について興味を持って頂ました。
今回のクロメ会は概ね次のようなスケジュールで行われます。
1日目
例年のようにナヤシからクロメまでの作業と並行して、地元の皆様の協力でとても評判の良いウルシの木を用いた草木染め、漆のコーヒー体験、などで楽しんでいただきます。
2日目
午前中は、漆の仕事に使われる道具も作り手の激減により、制作者がほんの数人まで落ち込んでしまいました。また原毛である若い女性のパーマなどをかけていない髪の毛の入手も困難な時代になってまいりました。若き女性漆刷毛の制作者・内海志保氏による制作工程の説明と四方山話を伺います。
もうひとかた現在、漆界での一番重要で根深い問題、漆器離れの本質に迫って頂き「漆器のある暮らし」と題して本会特別会員・北鎌倉東慶寺の井上米輝子氏による講演をして頂きます。氏は花・料理・漆器・和紙など広い範囲の日本の工芸と文化に深い理解と洞察をお持ちになられています。
漆関係者には是非、お話を聞いて頂ければと思います。
午後からは
*「紙の里」にて和紙作り体験(西ノ内和紙・菊池三千春氏)
*竹籠の制作(講師・日本工芸会正会員・佐川勝一氏)
1回20名迄
なお午後の講習会と並行して、漆掻き体験及び見本林見学等盛りだくさんの行事も用意しています。
勿論初めての方も大歓迎です。
今年も皆様のご参加をお待ちしています。
好評につき、9月10日が最終締め切りになりました。
クロメ会 スケジュールが決定次第詳細をアップします。
ご質問等は下記事務局までご遠慮なくご連絡下さい。